1. WeChat(ウィーチャット / 微信)

中国で圧倒的なシェアを誇るSNSといえば、「WeChat(ウィーチャット / 微信)」でしょう。中国の大手IT企業であるテンセント社(騰訊)が作ったメッセンジャーアプリです。
2011年にサービスを開始。月間アクティブユーザー(MAU)は2015年時点で11億2,000万人と発表されていました。
2022年現在、月間アクティブユーザー(MAU)は12億人以上、1日あたりのアクティブユーザー(DAU)は10.9億人とされています。
日本にいる中国人は、LINEよりもWeChatを使用している人がほとんどで、個人的にはLINEよりも優れたアプリと感じます。
現在の中国では日本よりも早くスマホ決済が主流となっており、Wechat Pay(微信支付)とAliPay(支付宝)がほとんどの店で使用できます。偽札が多い中国ではスマホ決済は歓迎され、飲食店はもちろん売店や屋台、交通違反の支払い、物乞いまでハイテク化が進んでいます。

2. Weibo(ウェイボー / 微博)

中国の老舗情報提供サイト新浪(シンラン)が運営するミニブログサイトで、正式名称は「新浪微博(シンランウェイボー)」と言います。
中国版のTwitterの位置付けで、情報拡散型のSNSメディアです。
2009年にサービスを開始し、2014年にはアメリカ合衆国のNASDAQ市場に上場。中国でも人気の海外著名人もアカウントを開設しています。
2022年現在、月間アクティブユーザー(MAU)は5.11億人で、1日あたりのアクティブユーザー(DAU)は2.24億人とされています。

3. TikTok(ティックトック) | 中文読:Douyin(ドウイン / 抖音)

中国のByteDance(バイトダンス)が開発運営している、日本でもおなじみのモバイル向けショートビデオアプリが、TikTok(ティックトック)です。
TikTokは中国本土版の「抖音(ドウイン)」と、国際版の「TikTok(ティックトック)」の2種類があります。ちなみに日本でサービスとしてリリースされているのは国際版のTikTokになります。
後述する中国のネット規制や法律の関係上、それぞれのサービスアカウントは別々の扱いとなり、中国在住の際は、中国本土版の「抖音(ドウイン)」はダウンロードも含めて使用できますが、国際版の「TikTok(ティックトック)」は中国では視聴することが基本的に(バーチャルプライベートネットワークを使用するなどしないと)使用できません。
2016年にサービス開始しており、日本では2017年10月にリリース。2018年には世界中でアクティブユーザが5億人に到達しました。
2022年現在、1日あたりのアクティブユーザー(DAU)は約6億人とされており、1日あたりの動画PV数も200億回とされています。

4. Xiaohongshu(シャオホンシュー / 紅小書)

小紅書は、2013年にマオウェンチャオとクファンによって上海で設立された若者向けのライフスタイルプラットフォームです。 Xiaohongshuは、「世界の不思議を共有し、発見するためにLivesを刺激する」という使命を持って、ユーザーが短いビデオ、写真、テキストを通じて人生の瞬間を記録し、ライフスタイルを共有し、興味に基づいて交流を形成できるようにします。 2019年10月現在、小紅書の月間アクティブユーザー数は1億人を超え、その70%は1990年代に生まれ、急速に成長を続けています。

5. QQ(テンセントキュウキュウ/騰訊QQ)

中国深圳のテンセントが提供・運営するインスタントメッセンジャー(IM)ソフト。一般には単にQQと略されている。
中国本土において最も普及しているコミュニケーションツールであり、特に若者の間で支持され携帯やメールと同じ感覚で使用されている。一般家庭だけでなく、ネットカフェ・勤務先・学校などの公衆用のパソコンにもよく導入されている。
1998年11月12日 – 中国深圳に設立。中国最大のインターネットを使った通信ソフトの開発企業。WeChat(ウィーチャット / 微信)の前身となるアプリだが、WeChatはどちらかというとスマホに特化したツールであるが、QQの場合はパソコンなど使い勝手が良い。例えば、1GBのデータを送信するのにQQの場合だと手軽に送受信できるのが特徴である。

6. bilibili(ビリビリ/哔哩哔哩)

Youtubeとニコニコ動画を足して2で割ったような動画共有サイトで、生配信、ゲーム、写真、ブログ、漫画などのエンターテイメント・コンテンツなどを配信している。
プラットフォームとしては、ニコニコ動画が開発した弾幕と呼ばれる画面上にコメントを表示する機能を持つことが特徴であり、別名としてB站やビリビリ動画(略称:ビリ動)と呼ばれる。
2009年に創業。上海幻電信息科技有限公司(Shanghai Hode Information Technology Co., Ltd.)と上海寛娯数碼科技有限公司(Shanghai Kuanyu Digital Technology Co., Ltd.)で運営されている。2018年3月末のNASDAQ上場。


7. Baidu(バイドゥ/百度)

Baidu(バイドゥ / 百度)は中国の検索エンジンで、全世界の検索エンジン市場において、Googleに次いで第2位を誇ります。いわゆる中国版のgoogleです。
メールからクラウド、マップ、ナビゲーション、フードデリバリなど多義にわたるサービスを提供しています。日本では、“ググってみて”というと「googleで調べてみて」という意味となるが、中国では“百度一下”(バイドゥイーシャ)「ちょっとバイドゥしてみて」というように使われています。
2000年に中国のシリコンバレーと呼ばれている北京の中関村で設立され強力なインターネット基盤を持つ大手AI企業です。従業員数は41000人(2020年)で売上高は2020年の実績で1074億元(約2.1兆円)である。

このBaidu(バイドゥ/百度)のサービスの中で、オンラインコミュニティが「Baidu Tieba」です。
BaiduのIDを持っているユーザー同士がスレッドを持ち、掲示板形式で交流ができるサービスです。2003年よりサービスを開始。2015年までに月間アクティブユーザー数(MAU)が3億人を突破、登録ユーザー数は15億人に達したとされており、2千3百万のコミュニティが存在するとされています。

8.Aliwangwang(アリワンワン/阿里旺旺)

中国最大のオンラインモール・淘宝網(タオバオ)が提供するインスタントメッセンジャーです。淘宝網(タオバオ)に限らず、アリババグループが提供するオンラインモールの全てで使用できる便利ツールで購入者と店舗とのコミュニケーションツールとして使用されています。
淘宝網および天猫に出店している店舗に、購入前あるいは購入後の商品に関する問い合わせを行ったり、値引き交渉したり、OEM発注するときの細かな仕様を確認したり、便利なツールです。売れている店では24時間体制でカスタマーサービスを提供しているため、販売チャンスを逃さない体制で望んでいます。

以上、いかがだったでしょうか?上記8アプリは中国でWEBマーケティング・プロモーションを行うにあたってとても重要なSNSサイトです。ご参考になさってください。